就職するときよりも気分が重くなる退職ですが、結婚よりも離婚のほうが気力と体力を必要とするのに似ている気もします。
ただひたすらに会社を辞めたい・・・でも会社に言うのは怖い・・・
そんなときに「退職代行サービス」を利用する人が増えているそうです。
退職代行サービスとは
会社を辞めたくても辞めさせてくれない、パワハラやモラハラあったけど退職を言い出せなかった、という理由で自殺者がでたり、裁判沙汰になったりというニュースが世間を賑わせています。
そんな退職を希望しているのに退職できない人の救世主として、退職代行サービスを利用する人が増えているそうです。
退職代行サービスは、退職手続きをアドバイスしたり、退職の連絡を会社へ本人に代わって行うというものです。
転職支援をしていたら、転職活動をしたいのに前の会社が辞めさせてくれないという相談を受けることが多かったことから、退職代行サービスをはじめたと会社もあります。
退職代行サービスの料金
退職代行サービスは続々と増えていますが、料金の相場はまだ固まっていません。
多くは5万円前後といわれていますが、退職代行サービスを先行したEXITの場合
・アルバイトの退職4万円
・正社員の退職は5万円
となっています。
正社員だけでなく、アルバイトも退職代行サービスを利用する時代になったのですね。
これから相場も変わってくると思いますが、金額が3万~5万円よりも安すぎたり高すぎる会社には注意した方が良いかもしれません。
退職代行のサービスの流れ
退職代行サービスを利用するときには、だいたいが以下の流れになります。
②担当者がLINEや電話で退職理由や退職交渉の状況等をヒアリングする
③料金を支払う
④退職者本人が対応する必要がある退職届の提出や制服の返却等を実施する
⑤担当者が会社に退職理由の説明など退職連絡を代行する
⑥ 退職が完了
弁護士のいる法律事務所以外では、弁護士以外の人が報酬をもらって法律にかかわる仲裁や和解の交渉をする非弁活動は、法律違反になります。
そのため退職代行サービスの事業者は、非弁活動にあたらない退職の伝言や説明、質問など限られたことを請け負います。
非弁リスクを避けるため退職代行サービス事業者UZUZでは、顧問弁護士の指導を受けながら業務を行っています。
退職代行サービスの口コミ
退職代行サービスの気になる口コミですが、利用した人の担当者とのやり取りがTwitterにありました。
会社の人から電話があったときには、無視して担当者へ丸投げで良いみたいです。
他にも”話題なったばっかでまだ利用者が少ないからとかかもだけど、まさかこんなに早くできるとは思わないしすごい 絶対個人でやってたらこんなに早く辞めるまでいかなかったと思う”という意見もありました。
退職代行サービスを使って辞めるのも有り
どうしても話が通じない会社や上司であれば、ストレスをためながら仕事を続けるより退職代行サービスを利用してでも辞めた方がいいと思います。
社会のなかでも「辞める=逃げる」と考える人がまだまだ存在していますが、「逃げるは恥だが役に立つ」といった感じで、次へのステップにしてしまえば良いのです。
追記
人手不足といわれている現在でも入社後すぐに退職代行サービスを利用する若者が増えているというニュースがありました。
今後も利用者が減ることはないかもしれませんね。