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水の飲みすぎが引き起こす水中毒

今年はとくに暑い夏だったということもあって、とにかく水分を摂るようにいわれていました。ただ、逆に水分を摂りすぎることで水中毒に気をつけてというニュースも出ているようです。

 

水中毒って聞くと、川で泳いでいておぼれかけたときに水を飲みすぎたってことなのかと思ってたら、ぜんぜん違うことでした。

 

水中毒とは

水中毒は過剰に水分を飲んだ場合に起こる症状で、基本的にはミネラル分の入っていない飲み物(お水・お茶・ジュースなど)が原因になります。

 

大量の水分を飲むと体の中の塩分濃度が急にうすまることで「低ナトリウム血症」を引き起こし、この低ナトリウム血症の状態が水中毒ということになります。

 

水中毒の初期症状

・めまい

・倦怠感

・吐き気

・集中力の低下

・頭痛

・喉の乾き

 

水をたくさん飲んだのにのどが渇くというのも不思議な話ですね。

 

熱中症の症状とも似ているので、自分で何かおかしいと思ったらすぐに医療機関を受診することをおすすめします。

 

ジュースでも水中毒になる?

ジュースはミネラルがほとんど含まれていないものが多く、飲みすぎることによって水中毒になる可能性はあります。

 

ジュースには糖分や添加物が多く含まれていることがあるので、汗をかいたときの水分補給には適してないうえに、吸収率も他の飲み物にくらべてよくないので胃腸の負担が増えるともいわれています。

 

カロリーゼロのジュースも販売されていますが、人工甘味料が使われているのそちらにも注意が必要になります。人工甘味料がホルモンに影響して体内に脂肪を蓄える可能性もあるといわれているので、体調が悪いときにはとくに気をつける必要がありそうです。

 

水分補給に適した飲み物は?

水分補給で水中毒にならない飲み物として、スポーツドリンクと経口補水液がすすめられています。

 

スポーツドリンクも糖分が多いものがあるので、薄めて飲むことで吸収時の負担が減るともいわれています。

 

経口補水液はナトリウム濃度がスポーツドリンクの2倍〜4倍あるので、水中毒の予防におすすめなのですが、こちらもやはり飲みすぎには注意が必要ですね。

 

冬が近づいても暑い日が続くことがあるので、水中毒にならないように体と相談しながらまめに水分補給していきたいですね。