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万病につながる低体温

「低体温」や「低血圧」などひと昔まえだと女性同士の会話で出てきやすいワードだったような気がしますが、最近では若い男性でも気にされている方が増えているそうです。

 

コロナが流行している時期にはどこでも体温計が設置してあって、いたるところで「低体温」という言葉を耳にしていましたね。

 

聞いたことはあるけど、けっきょく「低体温」だと何がいけないのか分からないので、調べてみました。

 

低体温のあれこれ

「低体温」ですが、どういった症状のことを指しているのでしょうか。最近では女性だけでなく、男性にも増えてきている低体温は、体温が低いだけではなく体に様々な影響を及ぼします。低体温かも?と思いはじめたら早めの対策をとることで健康な毎日を過ごすことができます。

低体温症とは

低体温症は医学的の定義では、体の中心部の温度が35℃以下の場合に使われるそうです。普通、人間の体の中心部の温度は37℃くらいに保たれていて、体の中心から離れるほど体温は低くなっています。雨や水で体が濡れた状態や、泥酔しているときに体温が奪われることで身体機能に様々な支障がでてきて、最終的には多臓器不全を引き起こします。

一般的に女性が35℃台の体温が低い状態は「低体温症」とは呼ばず「低体温」と呼ぶ方が正しいようです。

低体温になる原因

低体温は万病につながるといわれていますが、低体温になってしまう原因としては

・運動不足

・生活のリズムが不規則(食事、睡眠等)

・ダイエットを繰り返している

・体温機能調節機能の低下(老化、病気、飲酒等)

・精神的ストレス

などがあります。ストレス社会といわれる現代では、女性だけでなく男性や子供に低体温が増えています。昼夜問わず活動ができてしまうことも大きな原因かもしれません。

 

 

 

低体温をチェック方法

体温が下がると代謝や免疫力が下がるといわれています。体の不調を感じたら低体温の可能性が大きいので、思い当たる症状がないかチェックしてみましょう。

□手足がすぐに冷たくなる

□むくみやすい

□風邪をひきやすい

□便秘がち

□肩こり、腰痛がある

□疲れやすい

□寝付きが悪い

チェックの数が2つ以上になるようだと低体温の可能性が高くなっているので、対策をするようにしましょう。

低体温の対策

体調不良の隠れた原因でもある低体温ですが、どういった対策をとれば良いのでしょうか。人間の体は魔法瓶のようなものといわれていますが、筋肉とほどよい脂肪があることで保温効果が高くなるそうです。これが脂肪だけだと温かくなってもすぐに冷めてしまうので、太っている人でも低体温の可能性はあります。必ず筋肉も育てるように体を動かす必要があります。

サプリメント

低体温の対策にサプリメントをとるとしたら、代謝を活発にするようにミネラルが豊富なものがおすすめです。最近では体を温める作用のある漢方薬が入ったものも売られているので、味や匂いの好みで選んでも良いと思います。

 

低体温の症状

低体温の症状は体が冷たいと感じるだけでなく、体がだるかったり重く感じたりすることもあります。体温が低いことで他の症状も引き起こされることがあるので、もしかしたら低体温を改善するだけで困っていた症状がなくなる可能性もあります。

貧血

若い女性に多いといわれる貧血ですが、血液中の酸素や栄養素をとどけるヘモグロビンが減ることで起こります。酸素や栄養素が少ないと体の熱を発生することができず、体は最小限の活動しかできなくなります。なので、貧血になると体温が下がりやすくなり低体温になってしまいます。

吐き気

低体温で栄養不足や低酸素の状態になることによって自律神経が乱れてしまうことがあります。自律神経には交感神経と副交感神経があり、この二つのバランスが崩れることで、体に不調が起こり始めます。交感神経ばかりが活動をしてしまうと胃腸の不調や吐き気につながってしまうのです。この症状にはストレスも深く関連しているといわれています。

頭痛

多くの人の悩みにもなっている頭痛や偏頭痛ですが、低体温が原因になっている場合があります。体温が低い血流が悪くなり、肩こりや首のこりも出やすくなります。この肩や首が凝った状態で生活することで緊張性の頭痛を引き起こすことがあります。

他にも貧血の原因にもなっていた自律神経が乱れることで頭痛が起こる場合もあります。頭痛の薬は熱を下げる効果もあるので、低体温の人はなるべく常用しないようにした方が良いといわれています。

 

 

「低体温」のままだと体にはよくないことがわかったので、「温活」をしながら体を大切にあつかっていきたいですね。