神経とホルモンのはなし
暑い日が続いて体の疲れが取れにくくなっているのと並行して、交感神経と副交感神経の切り替えもうまくいかなくなっています。
命の危険を感じるくらいの暑さといわれたら、どうしてもクーラーに頼ってしまうので、室内から外へ出たときに自分が思った以上にダメージを受けているんですよね。
神経がうまく機能していないときにはホルモンのバランスも崩れやすくなっちゃうので、まずはホルモンの方から整えるのも作戦のひとつかもしれません。
刺激を欲しがるドーパミン
幸せホルモンの代表的なものにドーパミンとセロトニンがあります。
気分をとっても高めてくれるドーパミンがたくさん出ていると、とってもハイな気分を感じやすくなります。
ドーパミンと関係が深いものとしては、ゲーム・ギャンブル・ドラッグなどがあるそうです。
あと、承認欲求が満たされているときもドーパミンが出てきます。
ただし、ドーパミンが切れてしまうと不快な気分になって、イライラしたりモヤモヤが続くので感情の起伏が激しくなるそうです。
体にやさしいセロトニン
ドーパミンと対象的なホルモンとしてよく出てくるのがセロトニンです。
セロトニンが出ているときは気分の浮き沈みが少なく、穏やかな生活がおくれる体にやさしいホルモンといわれています。
このセロトニンを増やしてくれる行動が、ウォーキング・朝ヨガ・日光浴など、朝におこなうと良いものが多いようです。
朝からスッキリすることで1日を穏やかに過ごすことができて、不眠や不安とも上手に付き合えるともいわれています。
バランスが重要な2つのホルモン
幸せを感じやすくなるセロトニンですが、ドーパミンとのバランスをとることでもっと幸せを感じることができるそうです。
光と影のような関係の2つのホルモン、ドーパミンで心身ともに刺激を感じることで、セロトニンの穏やかさが倍増するといった感じでしょうか。
セロトニンだけだと「なにかを達成する」という行動をとりにくくなるし、ドーパミンだけだと「人と調和をとる」ということが難しくなるかもしれません。
毎日の習慣でドーパミンを出しつつ、目標達成のためにセロトニンを利用するとバランスのとれた日常生活がおくれるような気がしますね。