耳が聞こえにくくなる高音域難聴
人が話しているときの音は、周波数(ヘルツ)にすると250~4000ヘルツ程度といわれています。
高音域難聴では、4000ヘルツくらいの音が聞こえにくくなりますが、生活の中の音だと目覚まし時計などの音になるそうです。
引用︰英語びより
高音域が聞こえにくくなると、会話の音のなかでも子音が聞きづらくなります。
母音は聞こえていても子音の言葉が聞きとりにくくなるので、名字などの聞き間違えが増えてくるといわれています。
高音域難聴になる原因
高音域難聴は、感音性難聴のひとつになります。
感音性難聴は、一般的に高音域(高い音)から聞こえづらくなるので、ほかの難聴よりも高音域難聴の人は多くなっています。
高音域難聴が若い人に増えている原因に、イヤホンやヘッドホンをつけている時間が長くなっていることが関係しているといわれています。
加齢による高音域難聴
多くの場合には30代から音の聞こえ方に変化が出始めますが、60代くらいにまでは聞き取り能力の低下(難聴)を自覚しにくいといわれています。
年齢によって聞き取り能力が下がってしまうのは、老化現象のひとつでもありますが、歳をとることで音を感じる有毛細胞が抜け落ち少なくなるので、聞こえづらさが悪化するそうです。
老化によって脳の機能も低下してくるので、音を処理する能力が弱くなってしまい、言葉を理解したり、聞き取る能力が下がってきます。
騒音による高音域難聴
うるさい音や大きな音を聞き続けると、耳の最も内側にある内耳が疲れてしまい、聴力が低下する場合があるので、高音域難聴とかかわりが深いといわれています。
大きな音のする工事の現場など、長い時間にうるさく感じる環境にいたり、コンサートやロックなど大音響で音楽を聞くことは、耳を悪くする原因になり難聴になる確率が上がります。
音を聞く時間が長かったり、聞く音が大きいほど難聴が発症する可能性が高くなり、高音域難聴だけでなく症状が重くなっていきます。
病気
高音域難聴の治療方法
耳に違和感があるときには、必ず耳鼻科に行って診察を受けるようしましょう。