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体のゆがみと病気の関係

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体のゆがみと病気

西洋医学では、病気は免疫系が弱ることで臓器の機能が低下して起こると考えられていて、内蔵などの臓器の器質的変異によるものだといわれています。

 

これを整体学的に考えると、病気は臓器単独の変異ではなく、その臓器をおさめている器(体の構造的な形)の変異と、臓器の変異がお互いに連動したり、同調することで起こると考えられています。

さらにその連動や同調が、体の内外のゆがみや崩れの形を作ってしまい、それが症状として表れてます。

 

ゆがみの原因は肝臓と腎臓

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体がゆがんでしまう理由のひとつに、肝臓と腎臓(および副腎)が疲れているということがあげられます。

 

季節の変化や心理状態などによって、臓器とともに体全体がゆがんでいきます。

その表れたゆがみがもっとも分かる場所が、背中にある起立筋と呼ばれる場所の右側になります。

 

起立筋に沿った胸椎8・9・10・11番の両脇には肝臓と腎臓、そして副腎があります。

この肝臓と腎臓の過労が起立筋を硬直させることが、体をゆがませてしまう要因になっているのです。

 

反対に、体の使い方によって起きた起立筋の硬直で、肝臓と腎臓に影響を与えてしまうこともあります。

整体学的にみると、花粉症アトピー性皮膚炎がこれにあたります。

 

整体学でみる花粉症とアトピー

花粉症とアトピーはどちらもアレルギー反応が起きる病気ですが、整体学的にみると体のねじれや硬直によって引き起こされていると考えられています。

 

花粉症は、前年の肝臓の疲れが取れないところに春の寒暖差がやってくることで、体のねじれが強くなり、鼻がつまったり、目が腫れたりします。

・頭蓋骨と頚椎3・4番がねじれる

・胸椎1番が硬直する

・肝臓の疲労が肩甲骨と骨盤に連動する

・骨盤に左右差がでる

花粉が悪いのではなく、硬直し、ねじれた体が原因になっているとされています。

 

アトピー性皮膚炎は、肋骨や肩甲骨がゆるんでいないと汗が出にくく、体が硬直しているとうまく汗がかけなくなります。

この硬直によって、皮膚にかゆみや炎症が起きてしまいます。

 

・胸椎8、9、10番の右側が硬直する

・肋骨が硬直する

・頚椎から腰椎が硬直する

・肋骨の緊張が骨盤に連動する

アトピー体質とは、肋骨が硬直していて汗がスムーズに出せない体になります。

 

心理状態が影響する体の不調

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頭の緊張やストレス、肝臓と腎臓の疲労によって、消化器系や呼吸器系が疲れてしまうと、また新たな不調があらわれるのですが、これには男女差があるといわれています。

 

男性の場合

消化器系や呼吸器系が疲れると、腰が固まり骨盤が下がって萎縮します。

そして骨盤の上下の動きがなくなることで、2型糖尿尿になる可能性が出てきます。

 

女性の場合

消化器系や呼吸器系が疲れると、腰が弱り骨盤が閉じて萎縮します。

腸骨の開閉の動きがなくなることで、リウマチになる可能性が出てきます。

 

大きなストレスによって、人は自分を守るために病気の形に入ってしまうことがあるといわれています。

これは、自分の抱えているストレスを隠すために病名をつけられることを望んで、本当の自分を隠したままで逃げることになります。

 

心と体は強い繋がりをもっているので、体の構造的なゆがみや崩れを追っていくと、その人の心の状態や、抱えている精神的負担の割合を知ることができます。