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身体のサビを取り除くケルセチン

身体のサビを取り除くケルセチン

たけしの家庭の医学でも話題となったケルセチンですが、老化ストップ成分として医学界でも注目をあびています。

 

最近は女性だけでなく、男性も身体の老化を気にする人が増えています。顔のシミやシワだけでなく、脳の老化による物忘れだったり、足腰の衰えによる転倒だったりと、目に見える部分だけでなく身体の中の老化も不安要素になっているからです。

 

では、老化の原因である身体のサビを取り除くケルセチンがたっぷり入った食材とはどんな食べ物なのでしょうか。

 

ケルセチンがたっぷりな食材

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身体のサビを取り除いてくれるケルセチンですが、どんな食材に含まれているのでしょうか。

 

野菜・・・玉ねぎ、ピーマン、アスパラガス、サニーレタスなど

果物・・・りんご、いちごなどのベリー類など

 

ケルセチンは植物由来のポリフェノールの一種で、苦味のある成分ではありますが上記の野菜や果物に多く含まれています。

 

ただし、最新研究から推奨されているケルセチンの1日量は100㎎で、食材で換算すると

・レタスだと1日14玉

・ピーマンだと1日30個

と、膨大な量を食べなければケルセチン1日100㎎を摂取できません。

 

緑茶でケルセチンを摂る

野菜でケルセチンを摂るには、かなりの量が必要になるので、毎日手軽にケルセチンを摂るには緑茶が良いといわれています。

緑茶の茶葉にはケルセチンが豊富に含まれていて、特に煎茶にはピーマンの約2.5倍ものケルセチンが含まれいることがわかっています。

 

また緑茶以外にも、紅茶やウーロン茶などにもケルセチンが豊富で、1日約40gの茶葉を使用した場合、約100㎎のケルセチンを摂取することができます。

 
ケルセチンを投与したマウス実験

マウスを使った実験では、ケルセチンを投与したことにより通常のマウスより残りの寿命が約1.4倍も伸びたという結果が出ています。

 

ケルセチンを投与したマウスからは、固くなってしまった血管を柔らかくしたり、年をとったマウスの心臓の働きが少し良くなったり、認知症や肺の病気の改善がみられたという報告もあります。

 

薬などの実験も、一般的にはマウスの実験からはじめるので、これは人間にも効果が出るのではないかと期待がされています。

 

ケルセチンのすごい働き

老化の原因になるサビた細胞は、体内でしつこく生き残るといわれています。そのサビた細胞を殺してくれるのがケルセチンになります。

 

このケルセチンは、サビた細胞だけを殺し、正常な細胞はそのまま残してくれるというすごい働きをしてくれます。

現在では、ケルセチンを配合した治療薬のヒトでの臨床研究も始まっているそうです。

 

ケルセチンの研究

全身の老化を進めてしまう身体のサビを取り除く効果が期待されるケルセチンですが、現在の研究はケルセチンを食品から摂取するのではないそうです。

ケルセチンの研究では、人工的に取り出したケルセチンそのものを直接投与することで、健康への有効性を調べるものがほとんどだといわれています。

 

身体のサビが溜まる原因

老化の原因になる身体のサビですが、どんなことでサビが溜まってしまうのでしょうか。

 

①高血圧

高血糖

③タバコ

④食べすぎ・飲みすぎ

⑤睡眠不足など

 

一般的に身体に良くないといわれることばかりです。食べすぎ・飲みすぎ、睡眠不足は、ストレスが原因で起こしてしまう行動とも思えます。

この他にも、食事をちゃんと摂らない、野菜嫌いなど食生活の乱れもサビの原因になると考えられています。

 

ケルセチンは無理なく適量を摂取する

身体のサビを取り除いてくれるケルセチンですが、無理なく適量を1ヶ月以上長期的に摂取することがポイントになるといわれています。

お茶にはカフェインも含まれていますので、飲み過ぎには注意が必要です。

 

テレビでも身体のサビが多い女性で検証されていましたが、ケルセチンを豊富に含む煎茶・ウーロン茶・紅茶を1日3杯(約40gの茶葉を使用)を飲むことで、体内のサビが減少する可能性があります。

 

身体のサビの原因になることは気をつけて、正しい食生活にお茶をプラスすることで健康寿命を伸ばすことができそうです。