プレハブ住宅とは
プレハブ住宅とは、前もって柱や壁、梁などの部材を工場で作り建築現場で組み立てるタイプの住宅です。プレハブで建てられた住宅は、工業化住宅や工場生産住宅、プレハブ住宅などと呼ばれます。
プレハブ住宅は現場での建築作業が少なくなるので、一般的な住宅よりも工期が短くすみます。
プレハブ住宅は建物を支える骨組みの素材によって、「鉄骨系」「木質系」「コンクリート系」の3種類に分類されます。
このほかにも、工場で箱型のユニットを作ったあと、壁や天井の下地材、建具や設備などの取り付けまですませたタイプは「ユニット系」と呼ばれます。
プレハブ住宅に住む
プレハブと聞くと、倉庫や事務所のイメージが強いですが、最近ではスモールハウスとして大きな家が必要ない人の住まいとして、またはセカンドハウス、サマーハウスとして活用されています。
アメリカの社会現象に「タイニーハウスムーブメント」がありますが、これは大きな家を長いローンで購入して住むよりも、タイニーハウス(小さな家)でシンプルに無駄のない生活をしよう!という人たちが行動したことで起こりました。
出典︰Inhabitat
プレハブ住宅の値段
通常のデザイン建築と変わらないオーダーメイドプレハブを、安価に作りますと謳ってるいる会社では、運搬、設置費、工事費、基礎工事費、電気配線すべて含み39.5万円/坪という価格設定がされていました。
ただし、水道を引く費用は別途かかるそうです。理由は、場所によってどのくらいの規模の配管をひかなくてはいけないのか、水回りの仕様が立地条件によって異なるためとのことです。
出典︰プレハブ住宅は建築99へ
このタイプのプレハブ住宅は、住宅の離れ、子供の勉強部屋、子供部屋用で
人気があるそうです。
こちらは動画でも内容を確認できます。
出典︰プレハブ住宅は建築99へ
こちらは離れの住宅で大人気の建築プランとのことですが、階段がキツくなった老夫婦にも良さそうな間取りですね。
プレハブ住宅は登録が必要
家を建てるときに守らなければならない「建築基準法」ですが、これは屋根と柱、壁があるすべて「建築物」に適用されます。そして、床面積が10㎡を超える建築物を建てる場合には確認申請が必要となります。
建築確認が不要なものとしては、防火地域・準防火地域でない地域で、すでに住宅が建っている土地に床面積が10㎡以内の建築物を建てる場合になります。建築確認申請は、中古のプレハブ建築に対しても原則的には必要です。
プレハブ住宅に住んでいる人の声
プレハブと聞くと何だか不安になってしまいますが、実際にプレハブ住宅に住んでいる人はどう思っているのでしょうか。
・私は、4年程前にプレハブで家を建てたのですが、建てる前のイメ−ジとは違いいたって快適に過ごしています。我が家の時は予算の問題やいろいろあったので、今はとても満足しています。
・実家の屋上にプレハブを建て2世帯住宅?として暮らしてます。もうすぐ20年になりますが雨漏りもなく丈夫ですよ。
・特殊な自然志向な方は別として一般的にはプレハブの方が住宅性能に優れ光熱空調コストにも優れていると思われます。
・住み心地については別に悪いことはありませんが、住み心地のよさを追求した家とは言えません。可もなく不可もなくといったところでしょうか。
過度な期待をすることがなければ、プレハブ住宅でも快適に暮らせそうですね。
土地や家は誰が相続するかでもめることが多いので、生前にそういった問題を作らないために終の住まいとして建てられる人も増えているそうです。
物質的価値観で考えない人には、特におすすめな住宅なのかもしれません。